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ダイエット高等学校・生理学(ホルモン)


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「過度のダイエット、更年期障害により、ホルモンのバランスが崩れる」とか
「ホルモンバランスっていうけど、ホルモンって焼肉にもあるよ」とか

 なんて、疑問に思った時、ホルモンについて知っておくのもダイエットをする上で役に立つと思います。

※1 焼肉のホルモンは、大腸、小腸をはじめとした内臓の肉のようです。

 つぎはホルモンについて調べてみます。高校の学習内容(2年生)です。

○ 概要

ホルモンとは  ホルモンとは、腎臓や肝臓など身体の各器官を動かす命令を伝える物質です。体内の特定の器官から血液中に分泌されます。
ホルモンを出すところ  視床下部、脳下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、すい臓、卵巣、精巣などです。
各種ホルモン  ホルモンを30種類紹介します。中には、ダイエットに効果のありそうな、脂肪分解作用、筋肉同化作用の効果があるホルモンもあります。
負のフィードバック  ホルモン同士が影響しあい、血糖量、水分量などが適正な範囲にあるように調節することをいいます。

○ 詳細

1 ホルモンとは

 ホルモンとは、腎臓や肝臓など身体の各器官を動かす命令を伝える物質です。ホルモンを作れる部分は決まっていて、ホルモンは体液を通って伝わります

 ある器官が体液中に物質を流すことを内分泌といい、内分泌を行う器官を内分泌腺、体液中に流される物質をホルモン、ホルモンによって作用する器官を標的器官といいます。

 内分泌に対し、体外へ液体が出る(涙、汗、消化液など)ことを外分泌といいます。

 ホルモンは原子・分子レベルでの形の違いから、アミン・アミノ酸誘導体ホルモン 、タンパク質ホルモン(アミノ酸からなる、水溶)、ステロイドホルモン(ステロイド核を持つ、脂溶性の物質)に区別されます。

2 ホルモンを出すところ

 ホルモンを出すところは、内分泌腺といい、視床下部、脳下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、すい臓、卵巣、精巣などです。

3 各種ホルモン

 内分泌腺別のホルモンは以下になります。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』引用)
NO 内分泌腺 ホルモン 機能
視床下部 副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン  脳下垂体前葉に働きかけます。
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン  脳下垂体前葉に働きかけます。
成長ホルモン放出ホルモン  脳下垂体前葉に働きかけます。
生殖腺刺激ホルモン放出ホルモン  脳下垂体前葉に働きかけます。
脳下垂体 副腎皮質刺激ホルモン  副腎皮質ホルモンの放出促進。
成長ホルモン  成長促進、タンパク質合成促進、血糖量の調整
卵胞刺激ホルモン  卵巣、精巣の生殖細胞の成長促進
プロラクチン  乳腺の乳汁の産生の開始や持続
甲状腺刺激ホルモン  甲状腺のホルモン放出促進
黄体形成ホルモン  男女両方で性ステロイドの産生刺激
オキシトシン  子宮筋、乳房の乳腺収縮
バソプレッシン  腎臓に水の再吸収を促進、血圧調整
メラノサイト刺激ホルモン  色素細胞のメラニンの合成促進
甲状腺 甲状腺ホルモン  細胞のはたらきを促進、血糖量の調節
カルシトニン  骨,腎臓からのカルシウムイオンの取り込み促進
サイロキシン  細胞のはたらきを促進
副甲状腺 パラトルモン  骨の形成、カルシウム・リンの排泄を調節
副腎(皮質) 糖質コルチコイド  各種代謝に作用,炎症軽減、ストレス耐性増加
電解質コルチコイド  塩濃度と水のバランス維持
アンドロゲン  声変わり、男性性器の発達、体毛の増加、筋肉増強、性欲亢進
副腎(髄質) アドレナリン  運動器官への血液供給増大、心筋収縮力上昇、心、肝、骨格筋の血管拡張、皮膚、粘膜の血管収縮、消化管運動低下、気管支平滑筋弛緩、感覚器官の感度上昇、瞳孔散大、脂肪分解促進
ノルアドレナリン  この化合物は闘争・逃避反応を生じる、心拍数増加、交感神経系を動かす、脂肪分解、筋肉の素早増加、小動脈の収縮促進、脂肪分解促進
すい臓 インスリン  膵臓ランゲルハンス島β細胞で生合成、分泌されるホルモン、炭水化物の代謝を調整。骨格筋のぶどう糖、アミノ酸、カリウムの取り込み促進、グリコーゲン・タンパク質合成の促進、肝臓における糖新生の抑制、グリコーゲンの合成促進・分解抑制、タンパク質合成の促進、脂肪組織における糖の取り込みと利用促進、脂肪の合成促進・分解抑制、血糖値の恒常性維持に重要。血糖値を減少、糖尿病の治療
グルカゴン  膵臓ランゲルハンス島α細胞で生合成、分泌されるホルモン。肝臓のグリコーゲン分解、アミノ酸からの糖新生を促進、血糖値上昇脂肪分解を促進、筋肉のグリコーゲン分解はしない、インシュリン分泌、成長ホルモン分泌を刺激
ソマトスタチン  成長ホルモン分泌抑制、インスリン、グルカゴンの産生・分泌の抑制、消化管からの栄養の吸収抑制
膵ポリペプチド
卵巣 エストロゲン  女性の性活動、二次性徴を促進、女性は更年期以降は分泌が減少、女性の尿に大量のエストロゲンが含まれる。
プロゲステロン  女性の体(特に子宮)を妊娠準備変化、月経周期を決める、妊娠が起こった場合に出産まで妊娠を維持させる
精巣 アンドロゲン  声変わり、男性性器の発達、体毛の増加、筋肉増強、性欲亢進
テストステロン  筋肉増大、蛋白同化作用の促進、体毛の増加、睾丸と副腎から分泌、30歳ごろから減少しはじめ、年約1パーセントの割合で減少

 このほか、

 ○ 脳の松果体のメラトニン(メラニンの退色、生体リズム調節、睡眠、性腺刺激)
 ○ 小腸の胃抑制ペプチド(胃液分泌,胃の収縮抑制,インスリン分泌促進)
 ○ 肝臓のソマトメジン(軟骨成長促進,インスリン様作用)
 ○ 胃のガストリン(胃酸とペプシノーゲン分泌促進)
 ○ ビタミンD(小腸,腎臓,骨からのCa2+吸収促進)

があるようです。

 ホルモンはいっぱいありすぎて、何に注意を払っていいのか分かりませんが、とりあえず、上の表の太字のホルモンに注意したいと思います。

4 負のフィードバック

 上の表で、作用が反対のホルモン同士が影響し合い、血糖量、血中の水分量などを一定に保つことをフィードバックメカニズムといいます。

 血糖量・・・高血糖の場合インスリンが分泌され、低血糖の場合は糖質コルチコイド、アドレナリン、グルカゴンが分泌されます。
 水分量・・・水が少ない場合はバソプレシンが分泌され、多い場合は電解質コルチコイドが分泌されます。

 血糖を調節するとき、血糖値を上げる時は、肝臓にたまっているグリコーゲン(糖のかたまり)を分解して糖に変えます。下げる場合は逆に肝臓に糖をグリコーゲンにしてためます。

 糖尿病は上記のホルモンのバランスが崩れることでおきます。

5 チェック問題

 当ページチェック問題 ※javascript使用
(リンク先ページのチェック問題で、記憶の定着をはかって下さい。)

6 勉強になる動画、資料

参考資料 リンク元
ホルモンと受容体 教養部生物学教室
生物学教室和田研究室ホームページ
国立大学法人 東京医科歯科大学教養部
国立大学法人 東京医科歯科大学
ホルモン  内分泌器 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホルモンの働き
血糖量の調節-ホルモンと自律神経の協同作用
啓林館 ユーザーの広場
啓林館
内分泌腺  内分泌の機能
内分泌を制御するしくみ
万有製薬
メルクマニュアル医学百科最新家庭版
脳下垂体と神経伝達物質 高校生物授業用アニメーション
更年期障害
ストレスと栄養を考える
健康ネット
男性ホルモン&女性ホルモン healthクリック
ホルモン2 講義資料
機能生物学研究所
福岡大学理学部化学科
福岡大学

1コマ:焼肉屋「肉まれっ子」に長蛇の列がある。その中でピンクのマワシを身につけた男がいる。ママ「あれ?柔道美容師さん?」
2コマ:ママはジロジロ見ている。柔道美容師「いやぁーホルモンを食べに来たんす・・・。んっ?」
3コマ:柔道美容師「あ、この傷っすか?お恥ずかしい・・・先日柔道の試合で作ったんす。」ママ「じゃなくて、フンドシ姿が恥ずかしいんじゃないの?」
4コマ:柔道美容師「フ、フンドシっすか。フンドシは下着で、これマワシっすよぉ。あ!勘違いされて指摘されたんすね。」ママ「違うんですけど」
■コメント
 ウォーキング、ジョギング、エアロバイク、エアロビクスなどの有酸素運動に関係する呼吸について、学習しましょう!
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